ガイドの夏休み
- mizukisato
- 2015年7月30日
- 読了時間: 2分
毎年夏の恒例行事。
日高のまだ行ったことのない渓谷へ、ザックに寝袋と釣竿だけ放り込み、2~3日泊り込む。
食事は釣った岩魚と米と味噌。 あと焼酎 笑
今年の目標は、静内川の大支流 シュンベツ川。
シュンベツダムの上流部は通称奥シュンと呼ばれ、静内中札内線が通行止めとなっている現在はまったく道がなく、何キロにもわたる渓谷を登り、泳ぎ、藪を漕がねばならない。
そんな人及ばぬ探検を目指していたのだが、、、
天気には勝てません。


雨もやみ、風もなく、天気はまずまずでも、河川の増水はいかんともなりません。
とても川を泳ぐどころか、渡ることもできず。 むしろラフティングか?というような状態。
そういえば今回の冒険のヒントになったチベットのツアンポー峡谷を踏破した冒険記『空白の5マイル』でもラフティングで下る記述もあったっけ。


結果、3日間。 いこい橋で有名な新冠川上流も、上アブカサンベツもイドンナップもヌカンライもみーんな、濁流で、、、 ひたすら林道を車で走り回り、ただただキャンプする日々。
川の防災情報というサイトで静内川流域の累積雨量をずっと追っていたのですけれどね。行けると思ったのに残念。
しかし、ただでは帰りませんよ!

林道を歩き回っていると、ふと香る、うなぎの蒲焼にかけるあのニオイ。
爽やかでちょっと刺激的な、あのサンショウ。
野生株をみーつけ。 しかも今回は実がいっぱい!

洗ってごみを落とし、10分程度煮て、1時間水にさらす。
で、そのままパクリ!!
口いっぱい広がる柑橘っぽい爽やかな香りの後、ガツッっとくるサンショウの刺激。
うーん、これは病み付きになる。
鰹節と醤油と一緒に炊き立てご飯で食べるサンショウご飯がお勧めですね。

ちなみに、静内川、新冠川流域は増水してましたが、三石川は綺麗なまま。
小ニジマスの何尾かと会うことができました。