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静内川源流釣行

  • 執筆者の写真: mizukisato
    mizukisato
  • 2015年5月14日
  • 読了時間: 3分

秘境源流釣行

沢登りでピークを目指す人が見向きもしないような渓流

魚釣りの人がおいそれと立ち入れないような渓流

そんな人知れずイワナが育つような秘境の川を目指す釣り。

山岳ガイドだからこそ行くことができる源流へ

2013年~2014年 二つの渓に訪れました。

まずは2014年 静内川源流コイカクシュシビチャリ川へ

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日高山脈の主稜線を源とする静内川は幾枝もの支流をもつ日高地方の大河川。

コイカクシュシビチャリ川は最も奥まで続く支流のひとつである。

なぜ今回 コイカクシュシビチャリ川(毎回長いな。)への釣行へ出たかというと、、、

2014年現在、静内川の源流域一帯は高見ダム・静内ダムをはじめとする水力発電開発の中心地になっており、

林道の一般使用ができなくなっているからである。

ではどうするか。

日高ペテガリ岳の登山ルートを使い、源頭部へのアプローチを試みたのだ。

このルートでは「神威山荘」「ペテガリ山荘」という快適な山小屋の拠点までついてくる。

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具体的には静内川とは別の元浦川(浦河町)の上流まで車でアプローチし、神威山荘に到着。

そこから徒歩で小さな支流を詰めて峠(分水嶺)をひとつ越えると、静内川の源流 コイカクシュシビチャリ川へと抜けることができる。

峠越えには沢登りのルートを使っておよそ5時間の行程。

登山としては難易度の低いコースだが、数日分の食料を背負って、ヒグマの食事の跡を横目に見つつ、小川を溯り、笹につかまり、

山ひとつ越えた先にこそ無垢な渓流魚が踊る桃源郷がある。

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登山基地となるペテガリ山荘に荷を置き、装備を整え繰り出す渓流では、、、

年にごくわずか、登山者が訪れるのみの渓流魚は釣り仕掛けを知らず、ルアー、フライ、えさの種別を問わず飛び出してきて、

また伐採の少ない水源林をもつ川は雨上がりにもかかわらず清流を保ち、そこに棲む渓魚たちもまた美しい。

普段の魚釣りでは釣った魚はできるだけダメージを与えないように静かに逃がすものだが、

今回のような魚が十分に生息する環境では少しだけ頂くことにしている。

釣った魚に「いただきます」という気持ちを持って恵んでもらうことがそのまま、自然への敬いに繋がることと思っているからなのだが。

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しかし、水清い渓流に生きるイワナというのは本当に旨いもので、刺身、焼干の混ぜご飯、味噌汁と、もはやすっかり年に数度の楽しみだ。

言ってしまえば人の少ないところに行って、きれいな渓魚が沢山釣れるということなのだが。

秘境釣行の何よりの魅力は身一つ山奥に入り込み、

一夜の宿を見つけ、イワナや山菜・キノコなどの食材を探し、焚き火を前に仲間と酒を飲むことだと思うのだ。

山登りが好きな人も、魚釣りが好きな人も、どちらもきっと今まで知らなかった魅力がそこにはあるはず。

さて、2015年度はどこの秘境を目指そうか。

地形図とにらめっこをしながらまだ見ぬ渓流を夢見る春。

ぜひぜひ一緒に参りませんか?

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