簾舞 兜岩
- mizukisato
- 2015年6月23日
- 読了時間: 2分
兜岩 そして兜峰
札幌にある山なのですが、この名を聞いたことがある方は少ないのではないでしょうか。
ガイドブックには載らず、地形図に登山道はおろか名も無い山。
よしんぼ山名があっても登山道がない山というのはたくさんあって、有名どころだと積雪期にスキーやスノーシューでのみ登られている山というのがあります。
札幌の周りにもそのような山はたくさんあり、
有名な山では(名もない山なのに有名とはいかに)、盤渓山や安部山がありますね。
さて
表題 兜岩とは。
小金湯温泉の手前、簾舞地区の奥地に特徴的な地形があり、兜岩と記されています。

簾舞林道 ゲートからちょっと入った、登山口手前にそびえる大岩

どうやら登山道があるようです。
しかし看板の先には川。橋もなし。

当然、こーゆーことでしょう。
晴れ続きで水が少なくなっていれば、トレッキングシューズで石の上を渡れますが、
ローカットのトレランシューズでは靴を脱がねば渡れません。
困難はこれだけでは終わらず、

標高にして50mぶんほどでしょうか。
急斜面にロープがかかっています。
「え?ここ?」というような。

その後はシダとユキザサ、エンレイソウなどに覆われたカツラの巨木を進みます。

登山道は踏跡程度ですが、看板やピンクテープなどがしっかりつけられているため、迷うようなことはありません。

そして程なく、登山口から見えた岩の上
兜岩 標高およそ570m 1時間強で到着です。
道もない、名も無い山でもこのように看板を掛け、ルートを作ってくれている愛好の方がいらっしゃるのですね。
おそらくこのような山が沢山あるのでしょう。
顧みられずひっそりたたずむ山の魅力を感じる山行となりました。
これを機会に、マイナー登山を開拓してみたくなりましたね~。
ちなみに。
兜岩の隣にそびえるピーク 兜峰へも+30分程度で登頂可能

斜度が急すぎて、立ち木につかまりながらですが、しっかり看板が掛けられております。
もちろん
今回も道草発見
山菜が終わって、そろそろきのこの時期ですね!

マスタケの幼菌です。
この子は少し色が薄いのですが、綺麗なピンク色がサクラマスの身のようで鱒茸。
やわらかい出たてのころは食べられます♪