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イソツツジの話
- mizukisato
- 2015年7月6日
- 読了時間: 2分
イソツツジ
北海道のちょっと高い山に生えているのは変種エゾイソツツジになるのだろうか。
そもそもイソツツジのイソは磯ではなく、蝦夷エゾがなまったものだと言うのだが、そうなるとエゾイソツツジとは何ぞや?

まぁしかし、
細かな分類までしていたら僕には到底沢山の植物を覚えられないので、ひっくるめてイソツツジと呼んでしまう 笑
ごめんなさいね。
で。
このイソツツジ、独特の芳香があると言う。
今までも良く見かけていたのだが、背が低いせいか気づかなかった。
一枚借りて、顔に近づけてみる。
松に似た爽やかな香り。
ところで、シベリヤ東部の沿海州を旅したアルセーニエフの『デルスウウザーラ』では、この植物の強い揮発油のせいで夏の群生地で天気の良い日には、慣れない人は失神するほどだと言う。
図鑑によるとジテルペンに分類される毒が含まれており、頭痛、酩酊、麻痺などの症状を呈すると。
なるほど。酩酊して失神ね。
一方でアイヌは数枚の葉をお湯に浮かべてお茶として嗜んだとか。
なんでもビタミンCが多く含まれており、頭痛や腹痛、風邪に効くらしい。
英語でもマーシュティーとしてリラックス効果をうたっている。

と言うことで。 さっそく一杯頂いてみよう。
先ほどの香りがより強く、よりやわらかくなっていて。口に含むに躊躇はしない。
味は、香りに負けてかあまり感じないかな。
けれど口当たりも後味も悪くない。
アロマ効果ではないけれど、スーッとして下山後の疲れもとれていくようだ。。。